50歳からのアニメ

国際化したアニメを昭和世代から再評価してみます。

アニメ「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった」をみる(ネタばれ有り)

公式アニメ
hamehura-anime.com

公式Twitter
twitter.com


乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった」は「なろうぜ」で2014年から連載されていた山口悟先生のweb小説で学園卒業までの分が公開されている。
https://ncode.syosetu.com/n5040ce/

ラノベの学園部分は第5巻まで、コミックは第4巻までKindleでは20〜50%ほどポイント還元が少し前まで行われていたのだが現在は終了している。
しかし、一迅社は半額キャンペーンを頻繁に行っており、私は昨年末に全ての作品を50%ポイント還元で入手しているし、購入は少し待った方が良いかもしれない。
アニメは現在第3話が公開されており、主人公カタリナが15歳を向かえる誕生パーティーまでだが、原作と主人公の魅力は十分に伝わっており、アニメを見終えてから原作を購入しても十二分に楽しめると思う。
同時期に公開されている「八男って、それはないでしょう」は原作無視で、まぁそれでも原作より面白ければ受け入れ可能だったがあまりのひどさにガッカリさせられているのに比べると格段にこちらの方がいい。


コミック

コミックの最後には書き下ろし小説が付いておりそれぞれのタイトルは以下の通り。
第1巻 コミック番外編書き下ろし小説
第2巻 私立破滅フラグ学園
第3巻 ファンタジーRPG世界に転生してしまった・・・
第4巻 夢の中でみんなの性別が逆転していた……
作者後書きのあとのマンガも面白いのでお得感はかなり高い。

最新刊 20ページ程度の付録マンガで価格設定に疑問があるので100円以下になったら購入予定


ラノベ
第1巻

第2巻

第3巻

第4巻

第5巻(特殊構成なので目次を下段に記す)

コミック 私が悪役令嬢となったことを自覚した日、ライバルあらわる、キースに義姉としてできることは、アランの幸福な昼下がり、コミック 日々の訓練、コミック カタリナ&マリアのお料理教室、ニコルのお見合い、ラファエルの大変な職場、コミック パジャマでナイト・ガールズトーク、コミック ティータイムでボーイズトーク、コミック アンの部屋、乙女たちの恋愛トーク、コミック 派閥の話、カタリナと仲間たち、キャラクターデータ

第6巻で卒業なのだが、ネタばれを含むので下記参照。

さて、日本語のラノベ(小説)を読むのは視力が衰えてきた老人には少し辛いところがある。
私はマンガも小説も基本iPadで読んでいるのだが、KindleはSiriの音声読み上げに対応しており、表示されている画面の部分が読み終わると自動的に次のページを開いてくれる(ページ送り)ので、たいへん読みやすくて助かっている。Siriの音声読み上げ機能だけでは漢字の読み間違えが多く(慣れれば理解できるけど・・・)、時々理解がおいつかないことがあるからだ。それに目が疲れてくるとまぶたを閉じて聞き、状況確認のために時々は文字に目を移すが、純文学を読む時の《文字を確認する頻度》は圧倒的にラノベの方が少なくて済み、本好きとしてはこの読み上げに対応しているアプリを推奨したい。
因みに、音声読み上げに対応しているのはKindleとhontoだけで、eBook Japanは暗号化されたコードを延々とよみあげ、Kinoppyは読み上げる文字が見つかりませんと表示され、楽天KoboやDMM Booksはルビと並行して読み込んでいくため、ルビの多い書籍では内容が不明となるうえ、ページ送りができない。
KindleiBook以外に読み上げ・ページ送りに対応しているのはhontoだけなので、電子書籍ラノベまたは小説を購入するならば、これら3社をお勧めしたい。
hontoは運営会社が替わってからBLやTL以外ほとんどお得感がなかったのだが、最近、「hontoは会員数555万人を突破大感謝祭」というのを始めたので、ホントにお得なものがでないかと時々ホームページを確認している。
honto.jp

Kindleも以前のようにお得感がなくなってきてはいるのだが、Prime Readingで殆どのラノベは1巻が無料で読めるので私はKindleの利用頻度が一番高い。

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以下ネタばれ有り
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今回のアニメはワンクールで学園卒業までが描かれると思っている。
根拠は簡単で第3話までがコミックの第1巻に描かれており、第4巻で卒業が描かれているからだ。各巻3話ずつで計12話・・・。
第4話でゲームのヒロインである「マリア」が出てきて
第7話で隠しキャラの存在が・・・
そして、第11話か12話で卒業の友情エンド。

ところが、原作には学園卒業以降にも魔法省で勤務する続編があるのだが、こちらの方はWebでは公開されておらず書籍でしか公開されていない。

第6巻

第一章 魔法学園卒業、第二章 魔法省へ、第三章 試験内容と貸し出し魔法道具、第四章 狸退治へ、第五章 新たな日々の始まり、SS ジオルド・スティアートの憂鬱なお茶会

第7巻

第一章 魔法省での業務開始、第二章 お城の奥で、第三章 すばらしい畑の発見、第四章 失われた魔法、第五章 契約の書、第六章 新たな力

第8巻

第一章 招待状、第二章 お勉強合宿始まる、第三章 近隣会合、第四章 舞踏会、第五章 会合が終わり、会合おつかれ様お茶会、カタリナの体験牧場(コミック)、特典SS

最新刊の第9巻は2020/4/27に発売予定だ。(550円)

目次を見ると内容もだいたい判ってしまうので詳しくは記さないが、魔法省編もそこそこ楽しめるし、昨今、一冊千円以上するラノベがお手頃価格で楽しめるので、作者の「山口悟」先生やイラストの「たひだかなみ」先生を応援するためにも是非購入して欲しい。