50歳からのアニメ

国際化したアニメを昭和世代から再評価してみます。

「星界の戦旗」を読む

星界の戦旗Ⅵ」の電子書籍が9月15日に発売される。
紙の書籍は9月5日に既に発売済みだ。
注意!! 紙書籍!!!

電子書籍版はこちら


森岡浩之先生の星界シリーズは、アニメ化された作品を観て、その世界観が気に入ったので原作小説を全て購入した。
とにかく発売間隔が長いので、当初からのファンは大変だと思うが、私は7年前に帰国して以来のファンなので、そんなに待たされた感じは無いのだが、紙書籍の発売時期を調べて見るととんでもなく息の長い作品だと分かる。

このシリーズの紙書籍の発売日を調べて見ると
1996.04 星界の紋章
1996.05 星界の紋章
1996.06 星界の紋章
1996.12 星界の戦旗
1998.08 星界の戦旗
2001.03 星界の戦旗
2004.12 星界の戦旗
2005.07 星界の断章
2007.03 星界の断章
2013.03 星界の戦旗
2014.03 星界の断章
2018.09 星界の戦旗
発売間隔からいくとだいたい2年から3年で発売されていたのだが、
星界の断章2」から「星界の戦旗5」までの間隔は7年空いている。
森岡先生の星界の戦旗5の「あとがき」によると、どうやら心臓の病気で入院していて2011.03の震災では病院で治療を受けていたらしい。
この第5巻で星界の戦旗は第一部が「完」となり、今度発売される第6巻から第二部に突入するということなので今から内容が気になって仕方が無い。
紙書籍は読むのが苦痛なので電子書籍の発売を待っているのだが、紙発売から10日ほどで電子書籍が発売されるのは嬉しい限りである。

☆ ☆ ☆ 以下ネタばれ有り ☆ ☆ ☆
森岡先生の構想では
星界の紋章シリーズで、「平面宇宙航法」という超高速航法の存在する世界を描き、
星界の戦旗第1巻では、その世界の戦闘の在り方を、
第2巻と第3巻で帝国の領主の在り方、ひいては帝国の統治の在り方
第4巻と第5巻でアーブという種族が帝国を何故維持できたか
その発想が1999.02発売のSFマガジン2月号に掲載され、星界の断章に収められている「創世」という短編だというのだから、ホントに気の長い話だ。
第二部からは歴史と向かい合うということなのだが、具体的な構想は語られていなかった。
さて、
第5巻では、ハニア連邦の裏切りで首都を失い、曾祖母と皇帝であった祖母が亡くなっており、父が帝位を継ぐところで終わっている。
なんとなく、ジント(主人公の少年)はラフィールが帝位を継承して活躍するのを第三部あたりで目にすることが出来るのではないだろうか。

電子書籍既刊

星界の断章

星界の紋章

星界の紋章(コミック)