50歳からのアニメ

国際化したアニメを昭和世代から再評価してみます。

「ちはやふる」第39巻を読む(ネタばれ有り)

発売日: 2018.8.9
第199首〜第203首まで収録

名人位・クイーン位挑戦者決定戦
1試合目「新」と「ちはや」が勝利をあげて、2試合目が始まって少し経った時点から始まる。

現名人位「周防久志」と「太一」の母の偶然の出会いと会話。
名人周防は太一が新に勝てないことをここで宣言する。
試合会場に戻る太一の母。
ちはやや奏の母と合流し、3人が子を持つ母親としての心情を唄に喩えて会話するシーンは必見。
そういえば、ちはやふるでは父親の影が薄すぎるような気がする・・・。

ちはやは原田先生の「早すぎない」に留意しつつ、駒野の「ミスしない」を実践し、
序盤こそ押されはしたが終盤は強さを見せつけて快勝する。
「勝ち」を記録しにドアから出てくるちはや。
現クイーン位の詩暢が出迎えるが、しかし、
ちはやの意識は新と太一の試合へ。
物語のはじめはこの3人だった。
3人が一緒にいられるのはここまで。
ここで、誰が勝っても負けても3人が1人と2人になる。

太一の「青春全部懸けてきた」新に認めてもらうための戦い。
それは恋のライバルとして己なのだろうか?

運命戦にまで持ち込むが、新の札が読まれ...
試合前に太一と新の交わした約束により、太一が2試合目の勝利を得る。
圧倒的な実力差のある相手との戦い。
3試合目が始まる。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆
名人位・クイーン位挑戦者決定戦の1試合目は第38巻です。

試合会場で揃う「ちはや」「新」「太一」の3人
名人位 東日本代表 真島太一 対 西日本代表 綿谷新
クイーン位 東日本代表 綾瀬千早 対 西日本代表 結川桃

試合開始前
原田先生を「連れて行く」意思を見せる「ちはや」
名人周防久志に勝てば「ひとつ言うことを聞く」という約束を取り付ける「太一」
太一の望みは周防を長崎の実家に帰省させること。

様々な手段を駆使して新と対等に戦う太一
かるたでは太一を見下していたことに気づく新。
しかし、初戦の最後で新がもめ、初戦の勝利を手にする。
「卑怯ものやの」蘇る昔の言葉。
第2試合の開始前、負い目を解消するために新が約束したのは

運命戦になったら太一に勝利を譲る

だった。

2試合目が始まる。