50歳からのアニメ

国際化したアニメを昭和世代から再評価してみます。

昨日見たアニメ(冴えない彼女の育て方 第5話)ネタバレ有り。

第一印象がパッとしないということで、後回しにしていた作品だが、eBook Japanでコミック第1巻を入手したのでアニメってこんな内容だったかと確認したところ、コミックとアニメは随分と印象が違うと言うことが判った。

冴えない彼女の育てかた(1)

冴えない彼女の育てかた(1)


それで原作のラノベ第1巻をAmazonで購入したのだが、購入前に読んだカスタマーレビューでは☆ふたつみたいな厳しい意見(羽田はだ派ださん、へーこーさん、redhotさんありがとう。大変参考になりました。)が多く、どうして読み手によってこんなに印象が変わるのだろうと不思議に感じた。

冴えない彼女の育てかた

冴えない彼女の育てかた

原作ラノベは第7巻まで出ているのでアニメのテンポだとかなり、原作ラノベの進行に追いつけるのではないだろうか。
来週の金曜2/20には最新刊「冴えない彼女の育てかたGirls Side」が出版されるらしい。


読んで見てなるほど、
  オタク度・ドタバタ度の印象は

    大 > ラノベ > コミック > アニメ > 小

主人公 安芸倫也、澤村・スペンサー・英梨々、霞ヶ丘詩羽の3人は強烈な個性の塊なので、ラノベ、コミック、アニメを通して揺るぎがない。しかし、肝心のヒロインである加藤恵の「冴えなさ」の表現が難しく、原作者である丸戸史明氏自身がラノベの中で上手く表現し切れていない分、ラノベの読者そしてコミックに影響(読む人それぞれに違うイメージを植えてしまった。)を与えているのではないだろうか。
結局、アニメのシリーズ構成と脚本はラノベの原作者である丸戸史明氏が担当しているみたいなので、アニメの加藤恵が本来の姿なのであろう。

そうやって、あらためて、ラノベ、コミック、アニメを見直してみると、展開が微妙に異なっていて、それぞれに楽しめて面白いと思う。なお、コミックにはスピンオフの霞ヶ丘詩羽を主人公にした「恋するメトロノーム」シリーズと澤村・スペンサー・英梨々を主人公にした「egoistic lily」シリーズが刊行されていて、恋するメトロノーム版の第1巻〜第3巻をhontoで購入したが、こちらはこちらでかなり面白いと感じた。こちらのアニメ化にも期待したい。

第3話「クライマックスはリテイクで」の最後のシーン。連休明けに4人が集まっているシーンは名古屋発祥の地である「コメダ珈琲店」。原作者の出身地が名古屋市らしいが、名古屋市内に135店舗あるどこの店舗がモデルになっているのだろう(全国には605店舗ある)と調べたら、西部鉄道新宿線東伏見駅より徒歩7分ほどの場所にあると特定されていた。名古屋でなくて残念。

冴えない彼女の育てかた 舞台巡り -OP・1話・2話・3話・4話- 舞録語 -ブログガタリ-

第4話は私がスピンオフ版を購入するきっかけとなった。「恋するメトロノーム」が第2巻から第3巻で打ち切りとなりそうだったというのは、この冒頭で述べられている。霞ヶ丘詩羽が倫理(倫也)を好きである理由が少しだけ透けて見える。そして加藤恵のいとこ登場。いとことの買い物の約束を反故にするよう迫る倫也。あっさり了解する恵。なんとなく、恵も以前から倫也を好きだったんじゃないかと思わせるシーン。

第5話 すれ違いのデートイベント
冒頭の部活シーン。ラノベやアニメでてんでんバラバラにちりばめられているシーンがすっきりとまとめられている。恵に表情を作るよう求める澤村。ポッキーと詩羽の「あ〜ん」と「もういっこ」。プロットの完成に違和感を覚える倫也。
六天馬(ろくてんば)モールでのデートが始まる。
デートの中でなにかを掴む倫也。

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