50歳からのアニメ

国際化したアニメを昭和世代から再評価してみます。

アニメ「サイコパス3 第2話」を観る(ネタばれ有り)

Amazonのプライム会員になってて良かった。
サイコパスをいつでも見られるのだから。
最新、第三シーズン
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第一シーズン
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第二シーズン
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さて、
以下全開でネタばれなので注意して欲しい。

☆★☆★☆★☆

前回は第1話を見る直前に投稿したので、「期待感」だけを書いていたのだが、実際に第1話を見ると疑問が膨れあがってしまった。
特に第一シーズンと第二シーズンを通して主人公だった常守朱(つねもりあかね)が幽閉されているらしいということが第0話で示されていたためそちらに興味を惹かれていたのだが、蓋を開けてみたらビックリ。

朱は普通に登場するし...いや、幽閉はされていたけど...

旧シーズンを通して登場した人物が、
まず、潜在犯として厚生省公安局総合分析室の分析官である唐乃杜志恩(からのもりしおん)。
監視官や執行官と違って外に出ることのない彼女が三度登場するのは納得できるとして・・・

公安局刑事課課長・統括監視官 霜月美佳(しもつきみか)って何よ?
へ〜刑事課長っていたんだ。
でも第一シーズンと第二シーズンしか観てない人は納得いかないよねぇ。
いけ好かない女だし、今回も情緒不安定は解消されているけど嫌な女だし・・・。
これって劇場版の第一部を観ていないと絶対に納得できないと思う。(いや観てても納得できないけど。)

いや執行官なので死んでいてもおかしくないけど、六合塚弥生(くにづかやよい)と宜野座伸元(ぎのざのぶちか)執行官(元監視官)はどこ行った?
少なくとも、このふたりは、雛河翔(ひなかわしょう)執行官よりは生き残る確率が高いだろう。

新たな主人公である慎導灼(しんどうあらた)監視官と炯ミハイル・イグナトフ(けいみはいるいぐなとふ)監視官が型破りなことは第1話を見ただけでも判ったけど、シビュラは何を考えているんだろう?
ミハイルと聞いて、ソ連ゴルバチョフを想像するのは私だけだろうか?
ソビエト連邦共和国を解体してロシアにした政治家。シビュラが新たな秩序を生み出そうとしているのかもしれない。

いろいろと考えさせられる第1話だったのだが、昨日第2話を観て思いは驚愕のジェットコースターに乗る。
事件の真相がサブ・プライム事件を模倣していたというのだ。罪の意識の分散がサイコパスを濁らせない。

史上最大のボロ儲け

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そして、霜月課長の指示を無視して犯人確保に動く慎導と炯。
彼らの目の前に現れたのはなんと宜野座狡噛慎也(こうがみしんや)のふたり。
彼らは外務省行動課特別捜査官としてシビュラのシステムの外で行動している。
彼らのサイコパスは許可が無いと読み取れない。つまりシビュラの監視網から完全に独立して行動できるということだ。

59歳にして「来たーっ」ってホントに思っちゃったよ。

何コレ。昭和世代のためのアニメ?
そうだよなぁ今の若者は金をもってないからな〜。(違う)
しかし、鎖国といいサブプライムといい歴史は繰り返すっていうことだろうか。


因みに第1話のタイトルは「ライラプスの召命」
ライラプスは、ギリシャ神話に登場する狙った獲物は逃さないという犬で、慎導と炯を表している。

そして、第2話のタイトルは「テウメソスの生贄」
テウメソスは、ギリシャ神話に登場する毎月ひとりの子供を生け贄として要求する女狐で、どうやら今の日本の経済を影で牛耳っている謎の組織を表しているようだ。

アポロドーロス ギリシア神話 (岩波文庫)

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残念ながらギリシャ神話に登場する動物まで詳細に書かれた書物はKindle版では入手しにくい。

第3話のタイトルは公開されていない。これもギリシャ神話に登場する動物シリーズとなるのだろうか?

なお、本日現在、公式サイトの登場人物には、宜野座と狡噛はまだ記載されていない。
psycho-pass.com