50歳からのアニメ

国際化したアニメを昭和世代から再評価してみます。

「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア 第11巻」を読む(ネタばれ有り)

劇場版「ダンまち」が2019.2.15から公開される。新キャラなんかも既に情報公開されている。
www.animatetimes.com
予告

『劇場版 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ― オリオンの矢 ―』予告PV第1弾

『劇場版 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ― オリオンの矢 ―』予告PV第2弾

また、ソードオラトリアの新刊コミックである第12巻と第13巻は2019.2.13に発売される予定で今月は「ダンまち」1色で事が進みそうだ。


さて、
本筋である「ダンまち」は、「ベル・クラネル」という少年が「ヘスティア」という女神と出会いたったふたりで始めたファミリアから、サポーターである「リリルカ・アーデ」や鍛冶師「ヴェルフ・クロッゾ」を仲間とし、様々な冒険を繰り広げながら成長していく様を描いており、現在は「ヤマト・命」や「サンジョウノ・春姫」もファミリアに加えて、とうとうギルドからミッションを受ける立場になるほど成長している。
最新刊は第14巻だ。
haru-z1k.hatenablog.com

外伝ソード・オラトリアはベルの憧れの冒険者であり、剣姫の異名を持つ「アイズ・ヴァレンシュタイン」が所属するロキファミリアが中心となって物語が紡がれている。
ソード・オラトリアが執筆され始めた頃は、本筋と展開の速度が違っており、私自身ブログを書いていて混乱することがあったため、本ブログでは紹介項目が極めて少なくなってている。
本巻は完全に本筋とシンクロして物語が展開するようになってきているので、新たに「ダンまち」のファンになって本を購入し始めた方々にも判りやすくなっているのではないかと思う。

ソード・オラトリア第11巻は、相変わらず盛りだくさん展開てんこ盛りの作品で、なにをどう書けば、面白さが伝わるのか甚だ不安な作品である。
小さな処では、本筋でベル・クラネルがダンジョン下層(不本意ながら深層へも)へ神の他派閥と連携し、進出する切っ掛けとなったウラノスとヘルメスのエピソードが紹介されており、本筋を読み終わっていた人は「なるほど、そうだったのか〜」と納得してしまったのでは無いかと思う。(^0^)
また、前回、怪人レヴィスに敗れたアインズは、ロキ・ファミリアの仇敵フレイヤ・ファミリアの都市最強と謳われる冒険者、団長のオッタルに稽古を付けてもらう。(今回は出番が少ない)

大きな処では、闇派閥との2回の戦いで辛酸をなめさせられたロキ・ファミリア団長フィンの知略と作戦、それに対するタナトス達闇派閥の攻防が見所だ。
フィンの策略が嵌まり一方的窮地に立たされていくかのような展開だが、エニュオという黒幕はその上手を行っていた。
呪いと人造迷宮クノッソスの製造者バルカ・ペルディクスを激闘の末、死神タナトスを最終的に自殺へと追いやった冒険者達だったが、最終的には一柱と80人の犠牲(全てディオニュソス・ファミリア)という苦い経験を得ることになる。
同族(エルフ)で死妖精(バンジー)という別名を持つフィルヴィス・シャリアを目の前で惨殺されたレフィーヤ。

エピローグでは、黒幕がどうやら神の一柱で、神酒を地上で作っていたらしいことが、酒作りの神ソーマとロキによって明らかにされている。
「黒幕」はだれなのか?
次回以降の展開が待ち遠しい。