50歳からのアニメ

国際化したアニメを昭和世代から再評価してみます。

「宇宙軍士官学校」を読む

年末から正月にかけて読んだ小説第二弾。
ハヤカワSF文庫
「宇宙軍士官学校 -前哨-」全12巻
「宇宙軍士官学校 幕間」
「宇宙軍士官学校 -攻勢偵察部隊-」全3巻
2019.1.6現在、前哨全12巻はまとめ買いすると30%分ポイントが還ってくる。

21世紀初頭、ファーストコンタクトによって地球人類は異星人によってもたらされた新技術と精神感応力によって意識改革を遂げる。
特に、ファーストコンタクト以降に生まれた子供達は精神感応力に優れており、その子供達を将来地球人類を滅ぼしにやってくる粛正者と戦うための指導者とすべく宇宙軍士官学校が作られる。
この物語は宇宙軍士官学校の教官となるべく、選抜された第一期候補生を中心に進んでいく。
異星人の中でも異例の出世を遂げていく「アリサカ」が中心の物語だが、作者の鷹見 一幸先生の正義感や社会観が反映されていて個人的には面白いと感じた。
中高生には少し難しい話かもしれない。
私のように子供の頃、ハヤカワのSF文庫で育った50代の世代にはお勧めだ。