50歳からのアニメ

国際化したアニメを昭和世代から再評価してみます。

最近見たアニメ(暗殺教室 第13話)ネタバレあり。

第13話 才能の時間
先日、バイト先の青年の「推し」があり、単行本が累計1500万部を超えているという情報を得た。
基本的に絵面から「ワンピース」や「ナルト」のように未成年者対象の漫画・アニメと判断していたため、全く視聴していなかったが、実写版の映画が作成されたこともあり、何が面白いのか興味がわいた。取りあえず、hontoのキャンペーンを利用してコミックの1巻〜10巻をセット買いし、現在第6巻の途中まで読み進めている。
ちょっとした謎の部分があり、差別・イジメとも取り組んであり、暗殺対象となっている「殺先生」という異生物の魅力もある。
私が今でも持っている学校教育に対する不信感、①先生という立場からの便宜上、数十人を一単位にして一律の教育を施し、②イレギュラーは排除するという習慣を子供達に植え付ける、を究極にした差別対象のENDクラスという設定は、今も昔も変わらない教育制度の問題点を指摘しているように感じた。
おそらくこの漫画の人気が高いのは、学校の先生の差別や同級生のイジメなど、現在の日本人の多くが経験したり目の当たりにしてきたことを題材にしているせいなのだろう。

第13話は、防衛省から派遣されて体育教師をやっている「烏間」の同僚で烏間にコンプレックスを抱いているが暴力による恐怖(9割)と親愛というアメ(1割)を使いながら生徒(部下)を指導して教師(教官)としての実績が高い「鷹岡」が、新たな体育教師として着任したきた事から始まる。
暴力教師を追い出すため、烏間が選んだ生徒をこの鷹岡と戦わせることになるのだが、選ばれた生徒はアニメで語り部(彼の言葉で事象が語られている)的役割は果たしているが、成績や体術が特に優れているというわけでは無い「渚」だった。
渚は鷹岡に勝ち、
○ 殺気を隠し、自然に暗殺対象に近付く才能
○ 殺気で相手を怯ませる才能
○ 本番に物怖じしない才能
というものを発揮するのだが、原作者はきっと、俗に言う「勉強ができる」だけが「才能」では無いと言いたかったのだろう。
原作コミック第5巻71ページから168ページ。

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