50歳からのアニメ

国際化したアニメを昭和世代から再評価してみます。

昨日見たアニメ(ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 第1〜3話)ネタバレあり。

第1話 冒険者(ベル・クラネル)
第2話 怪物祭(モンスターフィリア)
第3話 神様の刃(ヘスティア・ナイフ)
大森藤ノによるラノベ処女作。以前は小説投稿サイトである「Arcadia」並びに「小説家になろう」に投稿されていたらしいが現在では削除されている。累計100万部を超えているということと「外伝 ソード・オラトリア」というスピンオフ作品も発表されていることから、2015年春アニメで継続的に視聴する番組として選択した。
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視聴に先立って購入したのが
原作ラノベ、第1巻から第6巻
漫画、第1巻から第4巻
外伝 ソード・オラトリアはラノベ第1巻と漫画第1巻から第2巻
ラノベはまだ第1巻の途中までだが、昔、ファミコンドラゴンクエストのⅠとⅡをやったことがあるせいか読んでいて背景が判らないことも無く軽快で読みやすいと感じた。
主人公は「ベル・クラネル」という14歳の少年冒険者。
まだ駆け出しで「ヘスティア」というロリ巨乳主神が主催するファミリアの唯一の構成員。

第1話はミノタウロスに襲われていることをLv5のロキファミリア所属の「アイズ・ヴァレンシュタイン」という美少女冒険者に救われたことから始まる。
彼女に一目惚れしたベルは、「リアリス・フレーゼ」という思い人がいると急速に成長するというレアスキルが自然発生させる。
ある日、町で知り合ったベルに気がありそうなウエイトレス「シル・フローヴァ」が勤めるレストラン「豊饒の女主人」で食事をしているとロキファミリアがダンジョン遠征の打ち上げに訪れる。
そこで、ベルはロキファミリアの一員でアイズがベルを助ける一部始終を見ていたらしい「ベート・ローガ」が自分が助けて貰ったお礼も告げず逃げ去ったことを嘲笑され、防具も着けずダンジョンに潜ってしまう。
翌朝、ボロボロになって(憔悴して)帰ってきたベル。
いつもは神様が使うベッドで身体を休めることになったベル。
ベル「神様、僕、強くなりたいです」、ヘスティア「うん」という会話が印象に残った。

ラノベだと第1巻の第四章「だからボクは力になりたい」の走り(章の冒頭)の部分まで。
漫画は、第1巻の86ページまで。
ラノベと漫画では若干展開が違うのだが、このアニメは漫画の方を参考にしているようだ。

第2話は憔悴して帰ってきたベルのステイタスが大幅上昇していることを知ったヘスティアがベルのために武器を調達しようと「ガネーシャ」(インドのガネーシャ神を模倣しているらしく象の仮面を被っている男神)が主催する神の宴に出席する。
そこで、美の女神「フレイヤ」と無乳神「ロキ」と鉢合わせしたヘスティア
ロリ巨乳とロキ無乳の戦いと揶揄されるあたり、ふたりは会うといつもケンカしているらしい。
ロキにアイズに彼氏がいないことを確認し、悔しがるヘスティア
ヘスティアに思わせぶりな態度を見せて去るフレイア。
ケンカ騒動が終わった頃、ヘスティアの親友であり武器を作る(鍛冶)神「ヘファイストス」がやってくる。ヘファイストスのトレードマークは眼帯らしい。
土下座してベルのために武器を作ってくれるよう頼み込むヘスティア
ヘファイストス自らが武器を作るため鍛冶を行いそれを手伝うヘスティア。(原作では30時間も土下座して頼み込んだことになっているのだが、そんなことは露ほども感じることは出来ない。)
ベルは財布を忘れてモンスターフィリア見物に出かけたシルに財布を届けるよう頼まれて人混みの中でシル探しているとヘスティアに偶然会ってしまう。なんか武器が数分間で作られたような感じがして陳腐なシーンだ。
フレイヤはベルにちょっかいを出すため、ガネーシャがモンスター祭で調教しようとしていたモンスター9匹を町に放つ。
「小さな私を追いかけて」と。この言葉の意味は今のところ不明。
モンスターに襲われて神様だけを逃そうとするベル。
continue
原作ラノベ第1巻第五章「女神のイタズラ」の終わり相当まで。
漫画第2巻16ページ相当まで。
「相当」と書いたのは原作とも漫画とも内容が微妙に異なるため。
アニメは原作の異世界感を表現する説明(サブエピソード)が殆ど省略されているので初めて見る人はつまらないのではないかと感じている。
アニメ制作担当は大手のジェー・シー・スタッフのはずなのだが違和感を覚える。
アニメ監督の山川吉樹って誰?

第3話は冒頭部分にベルが家族(おじいさん)を失い冒険者となるため出かけた町で神様ヘスティアと出会ったシーンが流れる。
神様だけを逃そうとしてベルと離ればなれになったヘスティア
原作に全くないこのシーンは第3話全体を間の延びた展開にしてしまっている。
モンスターのシルバーバックは白い猿のモンスターなのだが巨大なキングコングのように描かれてしまっており、ミノタウロスにさえ殺しかけられたLv1のベルには圧倒的に不利なように見える。
漫画の方のシルバーバックはそんなに強そうに見えないので、違和感が無いのだが、せめて、もう少し小さく描いた方が良かったと思う。
シルバーバックを倒したベルとアイズの再会シーンも原作はすれ違っただけに描かれていてアイズはベルを自分が助けた少年冒険者だとはっきりと認識していなかったように描かれているのに、アニメではシルバーバックを倒して祝福されているベルを見て静かに去って行くように描かれている。
原作読んでんのかと毒づきたくなる展開だ。
シルバーバックを倒したあと、突然倒れるヘスティア
過労だった。
豊穣の女主人亭で休ませて貰うことに。
目が覚めたヘスティアから武器のナイフが作られた経緯を説明され感激の涙を流すベル。
シーンが突然ダンジョンに変わりポーター(荷物持ち)がちょこっとだけ紹介される。
ちなみに原作者はポーターのことをサポーターと記述している。
エンディングが流れた後、へファイトスへの武器の代金を支払うためバイトのメイド姿のヘスティアが紹介される。
原作ラノベ第1巻の最後にエピローグ「ファミリア・ミィス」という章があるのだが、ここでヘスティアとベルの出会いが描かれている。冒頭で出会いのシーンを描くならせめてこのエピローグくらい参照して欲しいと感じた。
漫画は第2巻140ページまで。

アニメはお粗末すぎるので原作ラノベか漫画を購入することをお勧めしたい。作者が可哀相だ。
原作ラノベ

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (GA文庫)

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (GA文庫)

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか2 (GA文庫)

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漫画

GA文庫リンク
GA文庫|「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」特設ページ