50歳からのアニメ

国際化したアニメを昭和世代から再評価してみます。

今日見たアニメ(暁のヨナ 第23話)ネタバレ有り。

第23話 誓いの朝
原作コミック第7巻 96ページから156ページと前回置き去りにされた78ページから89ページ。
スウォンとの再会シーン。ヨナが死んだと聞いていたスウォンの心情。
スウォンを殺すためスウォンの刀に手をかけるのだが、まだ、憎しみ切れていないヨナの心情。
再会時の子供の頃一緒の布団で寝て会話していたシーン。
スウォンがヨナにまだ死ぬわけにはいかないと告げる際の鳩が飛び立つシーン。
原作では作り込みが不足していたシーンがうまく描かれている。
やっばりアニメはこうであるべきだと思う。
前回のちぐはぐな演出とは大違いだ。

原作では、先に描かれていた宴のシーンが今回に回されているが、動きや会話に違和感がないようにきちんと調整されている。
それでいて、スウォンを殺すという決意をしていたはずのヨナが実行できず号泣するシーン。
ジェハが仲間やギガン船長との別れを静かに決意しているシーン。
ギガン船長との別れでヨナが号泣するシーン。
と私が今話の中で「キモ」と感じているシーンは原作そのままの感動を伝えることに成功している。
ひとつのアニメ作品なのに各話で出来が全く違うのはどういうことなんだろうとつくづく思う。

暁のヨナの原作は現在第16巻まで発売されているが3月20日に第17巻が発売されることになっている。
嬉しいことに紙の書籍と電子書籍は同時発売される。

原作コミックのサイト
暁のヨナ | 白泉社