50歳からのアニメ

国際化したアニメを昭和世代から再評価してみます。

昨日見たアニメ(四月は君の嘘 第13話)ネタバレ有り

第13話 愛の悲しみ
会場に現れない宮園かをりの名誉を守るため、ひとりでピアノを弾き始めた有馬。
しかし、気持ちが空回りして、粗い演奏をしてしまう。
相変わらず聞こえないピアノの音。しかし、彼の中に音がある。
クライスラーの「愛の悲しみ」
有馬の母親が好きだった曲。
「母さんだったらこう弾くかな。」
また、「音」が変わっていく。
瀬戸紘子が公生から離れていた理由が、公正の母、早希の公生への想いが明らかなる。

公生の演奏が終わる。

「母さんはいつも近くにいました。」
「紘子さん。僕の精一杯のピアノ。母さんに届いたかなぁ。」
泣きじゃくる公生。
「母さんありがとう」
「さよなら」
公生は彼の中に音楽で繋がっていた母を見いだし、彼を縛り付けていた母の亡霊には別れを告げる。

公生がかをりの入院を知って病院に駆けつけるまでの映像が流れる間、落合先生と瀬戸紘子の会話がこれからの展開を暗示する。
「最愛の母の死が彼に何かもたらしたのだとしたら、それは鬼の通る道だ。」
かをりの笑顔のシーン。
「悲しみが成長させる。公正が進むなら、失って進むのかもしれない。」
第13話のタイトル画面「愛の悲しみ」

原作コミック第6巻P134〜第7巻P93まで。
コミックでは音がない分、演奏中に様々な演出が入っているのだが、アニメでは演奏が流れている分、説明を落としていて、くどくない、素晴らしい演出となっている。
また、台詞についても、背景とタイミングが計算されていて、原作コミックより効果的に表現されている部分もある。
原作コミックも素晴らしいが、原作コミックのすばらしさを損なわずに、表現を豊かにしているアニメには賞賛を送りたい。

四月は君の嘘(6)

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四月は君の嘘(7)

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