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50歳からのアニメ

国際化したアニメを昭和世代から再評価してみます。

「ちはやふる」第26巻 今年1番の感動。(ネタバレ有り)

ちはやふる 第26巻 読みました。今年1番の感動です。
末次由紀先生すごすぎる。
まだ、読んでない方やこれから購入を考えている人は、先に原作読んで下さい。

ちはやふる(26)

ちはやふる(26)

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高松宮杯準決勝で対決することになった新と太一。
試合中、太一が新に問う。
「秋に千早になんか言った?」
「うん。言っつんた。」
顔を赤らめ舌を噛かだ返事をする新。太一は新が千早に告白したことを理解する。

〜 場面は千早達が参加している「新春かるた大会」へと変わる。 〜
B級でまた負けるひょろ君と後鳥羽院の詩。
A級で優勝する千早。

〜 場面 新幹線で涙を流しながら寝ている太一とそれを見守る名人。 〜
高松宮杯優勝村尾慎一、準優勝綿谷新、四位入賞真島太一。

暗い雰囲気が漂うかるた部。かなちゃんが一つの提案をする。
「2月。バレンタインですよ。」
「女子みんなでチョコ作って、部に活力取り戻しましょう。」
燃える菫.......
チョコ作りで苦戦する千早とかなちゃん。

菫先生は言う。
「素人のチョコ作りは、いかにチョコから離れた上でチョコらしく見せるかです。」
「私の経験上、印象が良くてできの良いものは小麦粉とココアに頼ったものです。」
かなちゃんの心の中でつぶやきが面白い。
・・・ああ、花野さんって本当に計算で生きている子なんだ。・・・
太一はチョコじゃなくて塩からの方が良いんじゃないかとかラッピングとかで盛り上がる3人。
とつぜん千早が大粒の涙をこぼす。
「楽しいねぇ。みんなで何かするって楽しいねぇ。」
「なのになんで...なんで太一はあんなにきつそうなの? つらそうなの?」
「笑って欲しいよ」

千早宅から帰る途中、勝率100%の都市伝説的超本命用チョコを買っていた菫にかなちゃんが言う。
「花野さんの気持ちは、どんなものをあげても、バレンタインじゃなくても、もういつでも伝わると思いますよ」
「かるたなんて遠いものを1年がんばってこられた花野さんの気持ちは、もう形になっていますよ」

ちはやふる第9巻電子書籍のページで180/193。
菫が思わず太一目的で入部したことを吐露したあと、追いかけてきたかなちゃんが菫に伝えた言葉。
「伝えると伝わるはルールの向こうにある。さっきみたいな言葉で花野さんの想いが本当に部長に伝わったと思いますか。」
〜 菫も成長しているんだ 〜
そして、バレンタイン当日。体育の授業なのか外を1人で歩いている太一を二階から見つけた菫は「いかの塩辛」を投げて太一に渡す。
「好きです。先輩、大好きです。(だから)先輩も好きな人に好きって言って下さい。」
チョコ作りの日。太一に笑っていて欲しいと涙を流した千早を見て、薫は千早と太一が相思相愛だと感じたようだ。
〜 恋は自分が得する計算だけじゃできない.......〜

千早達のバレンタイン計画は、ちはや父がチョコ?全部食べてしまったので失敗に終わる。
今度は太一の誕生会を計画する千早達。
4月2日、太一の誕生日。
有志36名による太一杯かるた大会が開催された。
懐かしの源平戦、優勝賞品は太一のキスだ。
同率首位でちはやと太一がトップになったのだが時間切れ。
太一のキスは「お預け」となるが、太一に笑顔(自信)が少しだけ戻る。
高松宮杯で新に敗北したことによって、千早に告白する勇気を失っていた太一。
みんなで写真を撮りながら太一は心の中でつぶやく。
「おれは、強くなれたのかな。」

〜 場面は変わり、春風の気持ち良い部室でふたりきりとなる千早と太一 〜
太一がちはやに告白する。
小学生の時、新のめがねを隠したこと。卑怯じゃない人間になりたかったこと。
そして、
小さい頃から、ずっと、ずっと、ずっと千早が好きだったこと。
「でも、全部じゃねぇよ」
「新のことを考えているときの千早だけは」

新のことが頭の中を駆け巡る千早。「新は?」「新は?」「一緒に?」
小さな声で千早がつぶやく。
「ごめん」

新学期が始まり実力テストが終わった。
机君が理系のトップになっていた。心配し肉まん君に相談する机君。
「真島、大丈夫かな?」
その時、太一がふたりに駆け寄る。「ふたりともいい? 相談」
何を相談したのだろうか?

〜 新入生歓迎 部活動紹介当日。 〜
太一から退部届が提出されたことを千早に伝える女帝。
気丈に壇上で部活紹介を始めた千早。
突然、千早の目から涙がこぼれ落ちる。
紹介を途中で放り出し、走り出す千早。
かなちゃんが紹介を引き継ぐ。

踏切手前で太一に追いつく千早。
「いやだよ、太一。退部なんて、いやだ。いやだあっ」

千早を引き寄せ強引にキスする太一。

「千早、おまえは俺が石でできてるとでも思ってんのか。」
「やれね〜よ。かるた。」
「今、百枚全部、真っ黒にみえんだよ。」

踏切の向こう側へひとり渡る太一。
第26巻終了。

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すごい。本当の恋愛小説(まんが)に進化した.......
新に告白され、「恋心」に目覚めた千早。
子供の頃の思い出。3人一緒にという想いが太一の告白によって、「選択」を求められる。
初恋で三角関係という試練に今後千早がどう立ち向かうのか楽しみだ。
また10年前の初恋を、高校で再会してから更に育ててしまった太一は、この苦しみからどう逃げ出すのか。
好きだった相手への想いを断ち切るためには、①別の恋をするか、②相手から離れて相手への想いを忘れるまで時間が経つのを待つか、③相手を憎むよう心を切り替えるしかない。

①は太一には難しいだろう。モテるのだから、今までだってやろうと思えばそうできたはずだ。
②も同じ高校に通ってるのだから難しい。太一がどんなに千早から離れようとしても、いつも目は千早を追い求め、心は千早との楽しい思い出が詰まった場所を彷徨うことだろう。勉強に集中して忘れることが出来るようじゃぁ本当の「恋」じゃないしね。
③相手が性悪女だったら可能だけど、太一に千早を逆恨みできないよなぁ。

ただ、千早と志暢ちゃんとの対決はまだ先だから、太一にもチャンスはある。
このままだと、千早も太一も「集中」なんてできっこないから、千早はクイーン戦どころか地方選でも勝てない展開になるんじゃないかな。太一だってどんどん成績落とす展開になるだろうし。
ということで夏までに千早と太一がくっつく展開になると予想する。