50歳からのアニメ

国際化したアニメを昭和世代から再評価してみます。

昨日見たアニメ(テラフォーマーズ)ネタバレ有り。

テラフォーマーズ 第1話 SYMPTON

冒頭、タイの地下格闘場で「膝丸燈(ひざまるあかり)」(20歳男性)が決勝戦でクマと戦うシーンから始まる。臓器移植が必要な幼なじみの「百合子」を救うために優勝賞金が欲しい膝丸だったが、クマに殴られ仰向けに倒れ、食われ始めてしまった。
そのとき、
膝丸が突然「何か」に変身し、信じられないような力を発揮して逆転勝利する。

しかし、試合が終わったあと、国連航空宇宙局U-NASA火星探索チーム総隊長小町小吉、同副隊長ミッシェル・K・デイビスに、百合子は手遅れで既に死亡し、彼女が死亡した本当の原因が火星からのAE(エイリアン・エンジン)ウィルスによるものだと告げられる。
号泣する膝丸。
小町は百合子と同じ病気の人間を救うために、膝丸に火星探索チームに加わるよう勧める。

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クマとの格闘から一週間程度過ぎた日、病院のベッドで身体を起こして外を見ている膝丸。
火星の環境に適合するよう手術を受けたあとだ。「手術で強引に組み込むものの大部分を親から受け継いで持っていたからな。・・・私と同じにな。」ミシェルにより、彼の特殊能力が親から受け継がれていたものであることが示唆される。

生存率36%の手術。
グランメキシコからの3人(マルコス、アレックス、シーラ)とたぶんドイツから来たエヴァは、その手術を受けるべくきた病院で、ミシェルに付き添われてちょうど病室から出てきた膝丸と鉢合わせする。

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暗い部屋で任務の詳細をミシェルにレクされる5人。
① AEウィルスに感染した場合の致死率が100%であること。
② AEウイルスは地球での培養が不可能であるため火星での採取が不可欠なこと。
③ 自動探索機等による採取の計画がことごとく失敗に終わっていること。
④ 失敗の原因がテラフォーマーと名付けられた巨大ゴキブリであること。

テラフォーマーは、41年前のバグス1号の乗組員6名、20年前のバグズ2号の乗組員13名を殺しているとの説明を受けた膝丸が思わずつぶやく。「この巨大ゴキブリは、人を食うのか。」
ミシェルが言葉を返す。
「おまえ。自分ちの台所でゴキブリを見つけたら拾って食うのか? .....ぶっ殺すだろ。冷静に考えたら何で殺す必要があるのかもわかんねぇだろ。それでも、全力でぶっ殺すだろ。そんなもんだ。」
「これは種の存続をかけた人間とゴキブリの戦争。負けた方が害虫だ。」

2620年3月4日
大型宇宙船アネックス1号。総員100名。その中には、マルコス、アレックス、シーラそしてエヴァの姿がある。彼らも手術に成功したようだ。
エンジン点火。発射口のトビラが開いて巨大ロケットがゆっくりと飛び立つ。

エンディングが流れ終わったあとのナレーション。
火星。太陽系第4惑星にして本来の平均気温はマイナス53℃、大気圧は0.06気圧。この極寒の星を人間の住める環境に変えるため、21世紀中頃、人類に先立って2種類のある生物が放たれた。ひとつは特別な藻類。そしてもうひとつは強い繁殖力を持つありふれた昆虫、ゴキブリである。

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