50歳からのアニメ

国際化したアニメを昭和世代から再評価してみます。

マンガを読む。アニメを見ること。

ドラえもんトヨタの宣伝に出てきて、アニメやマンガの主人公が描かれたラッピング電車が観光都市を巡る。大型アミューズメントパークでは、アニメや空想の世界をテーマとしたアトラクションに多くの外国人観光客が訪れる。デイズニーの「アナと雪の女王」が世界中でヒットする。
マンガやアニメは既に「子供の遊び」ではなく、DVDやグッズ販売等マーチャンダイジングにより大きな市場を形成している。そして、「もしドラ〜」がヒットしたように、教育分野においてさえ、有効なツールとしての可能性を示している。

トヨタ ドラえもん CM 1 「のび太30歳」篇 - YouTube

大津「けいはん!」(京阪大津線「けいおん!ラッピング電車」) - YouTube

ONE PIECE サウザンド・サニー号クルーズ in ハウステンボス〜新世界編〜(3) - YouTube

★ KBL l Anime Expo 2013 Attack On Titan 5-6 - YouTube

マンガやアニメの魅力が理解できないということは、時代に取り残されることを意味するのかもしれない。

私が再びアニメに興味を持ったのは、東大出の極めて優秀だった後輩のHさん(男性)が「鬱病」にかかり、医師からの処方薬の影響で、ほとんど感情を表に出せないでいたのに、「エヴァ」に対してのみ感情を動かしていたからだが、退職するまでは仕事が最優先でマンガもアニメもあまり見る余裕はなかった。
しかし、20代後半になるくらいまで、通勤電車の中で拾い読みするなど、けっこうマンガは読んでいたから、52歳になって再びマンガとアニメを見直してみようと考えたとき、たいして難しくないと高をくくっていた。

このブログを書き始めたのも、見たマンガやアニメを、きちんと分類・分析し、その魅力の源泉に少しでも近づきたいと考えたからだが、見始めて3日もしないうちに、そんなのは不可能だと思うようになった。多くの作品に触れれば触れるほど理解不能になっていったからだ。

① 下敷きとなっている「物語(世界観)」で全く理解できないものがある。
② ご都合主義で何でもありの世界でも読者や視聴者に受け入れられているのが多い。
③ 登場人物がみんな同じに見える。
④ 「萌え」「ツンデレ」「ヤンデレ」等の何が良いのか理解できない。
⑤ CV(声優)の重要性が理解できない。

おそらく、ひとつひとつあげていけば、切りが無いくらい出てくるだろう。
少しでも理解できればと、秋葉のメイドさんとゲームができるというメイド喫茶にも行った。
その時の感想は、「こんなことやっていて、よく、恥ずかしくないなぁ。こっちは恥ずかしくてたまらんよ!」だ。もう二度と行くことはないだろう。いや50過ぎのオッサンが行って良い世界ではない!!! そういえば、「おにゃんこ」も「モー娘」も、なんで人気があったのか「私には」全く理解できなかったなぁ。

それで、マンガやアニメを見る方針を少しだけずらしてみることにした。それまでは、アニメの無料動画サイトのランキングや発行部数の多いマンガを見るよう努力していたのだが、チラ見して、自分が気に入った作品だけを見ることにした。その作品で自分の気に入った台詞や流れをまとめてみると、何か見えてくることもあると考えた。
自分が「魅力」と思わないものの魅力を語ることは不可能だから、自分が「魅力的で好き」と感じるものを、まず「認識」して、「言葉(文字)」にし、次にそれを拡大して行けば良い。
それに気づいたのが1ヶ月ほど前だから「歳はとりたくない」と真剣に思う。