50歳からのアニメ

国際化したアニメを昭和世代から再評価してみます。

昨日見たアニメ(金田一少年の事件簿R)

金田一少年の事件簿R 第24話 ゲームの館殺人事件 File.2
無差別殺人を装った計画殺人に巻き込まれた一と美雪。次回Rシリーズの最終回。

アニメの第一期は1997年からの148話で終了は2000年9月。
第二期はスペシャル版の2話で2007年放送だったらしい。
第三期のRは2014年だから次回作は何時になるのやら・・・。

取りあえず最終話で明らかにされる事件の背景に期待。でも、殺されたのが金持ち親子だから悪どいことして被害を受けたのがいるのだろう。
被害者が殺されても仕方がないような悪人のケースはどのくらいあったのだろうか。
アニメ初期の10作品では
「学園七不思議殺人事件」 犯人物理教師×。被害者真相を知った生徒達 善
「悲恋湖伝説殺人事件」 犯人同級生○。被害者沈没客船の乗客 善
「蝋人形城殺人事件」 犯人被害者達に恋人を殺された女性×。 被害者強盗犯の仲間達 悪
「怪盗紳士の殺人」 犯人同級生×。被害者犯人の父を殺した画家達 悪
「悲報島殺人事件」 犯人少年○。被害者犯人の父親を殺した連中 悪
「悪魔組曲殺人事件」 犯人作曲家の娘○。被害者死亡した作曲家の作品を盗もうとした奴 悪
「飛騨からくり屋敷殺人事件」 犯人剣持警部の幼なじみ×。 被害者義理の息子と小悪党 善+悪
オペラ座館殺人事件」 犯人同級生×。 被害者犯人の恋人をいじめて自殺に追いやった同級生と秘密に気づいた先生 善+悪
「死神病院殺人事件」 犯人医師○。 被害者臓器売買していた医師達 悪
金田一少年の殺人」 犯人テレビディレクター×。 被害者作家と名前を貸した人々 善
で悪党だけが殺された事件は5件で50%(巻き込みを除くと70%)
犯人が謎解き後に死亡した例は6件で60%

第三期R(リターンズ)では
「香港九龍財宝殺人事件」 犯人父親を被害者達に殺された娘○ 被害者勘違い一名含む 善+悪
錬金術殺人事件」 犯人自殺した妹の復讐をする兄○ 被害者覚醒剤疑惑ねつ造犯と真相に気づいたカメラマン 善+悪
「獄門塾殺人事件」 犯人塾講師と生徒×○。 被害者イジメグループ 悪
「高度一万メートルの殺人」 犯人副操縦士とCA○ 被害者パイロット 善
「剣持警部の殺人」 犯人被害者達に利用された憐れな男○ 被害者 悪
「キャンプ場の“怪”事件」と「飛込プールの悪霊」では死人は出ていないので除外。
で悪党だけが殺された事件は2/5で40%(巻き込みを除くと80%)
犯人が謎解き後に死亡した例は1/5で20% ただし、自殺ではなく地獄の傀儡師に殺された。

以上、私のつたない記憶を頼りにまとめてみたが、金田一少年シリーズは連続殺人に発展するケースが多いので、巻き込まれて善人が死亡しているケースを見落とししているかもしれないが、殺す側も殺される側も、それなりにきちんとした理由を持っている。
そのため、初期の頃は、自責の念から犯人が自殺したりするケースが多かった気がする。

もし、次回作がでるとしたら、ホントの無差別殺人や最近の佐世保女子高校生同級生殺人事件のような動機が不可解な事件を取り上げてみて欲しい。