50歳からのアニメ

国際化したアニメを昭和世代から再評価してみます。

昨日見たアニメ(ヤマノススメ)

昨日はニュースとインターネットでアニメも漫画も見る時間が殆ど無かった。(:_;)
見たのはアニメ1本だけ。
ヤマノススメ セカンドシーズン 第10話 富士山って甘くない・・・

内容は女子高校生が登山に興味を持って友人達と登山するというシンプルなものだが、登山用語が出てきたり、今話では主人公が富士山の八合目で高山病に罹ったりと実際の山登りを想定した造りとなっていて大変気に入ってきた作品である。いつか暇なときにファーストシーズンや原作について調査してみたいと思う。
ただ、高山病は、酸素ボンベや高山病の薬(毛細血管を広げて酸素を吸収しやすくする)があれば、すぐに緩和できるので、富士山の山小屋においていないのかなあ、でも、おいてあってそれを飲んですぐに良くなったという展開では山の厳しさを伝えることにはならないし・・・。まぁ、どちらにしても一時的に緩和するだけだから、すぐに下山することが大事なんて考えてしまう。

富士山は、まだ若い頃、五合目までだが、友人のMR2で仲の良い3人で一度だけ行ったことがある。上京してきた私が富士山に行ったことがないと言うと友人が今から行こうと言い出し、MR2の後部座席は人が長時間座るように出来ていないのだが、初めて行く富士山に随分と興奮していたことを覚えている。また、歳を取ってからは、さいたま新都心のビルから、こんな仕事ばかりの人生で良いのかなぁなんて想いながら、朝日の中で冠雪している富士山を随分と眺めた。たぶん、主人公の女子高校生達も、富士山に対して特別な感情を抱いているんだろうなあなんて勝手な想像をする。

高山病の症状は人によって変わるらしく、私は30歳の時、生まれて初めてボリビアのラパス(標高3600mにある都市)に出張で行く機会があり、飛行機を降りて5分もしないうちに頭痛と薄い空気の息苦しさに苛まれるようになった。同行した齢60を超える獣医の先生も似たような症状でむしろ私の方がまっすぐ歩けるだけマシかななんて状態だったのだが、昼食を取るために寄った日本大使館近くの日本料理店で、脂ののった鱒の寿司を食べると、獣医の先生は嘘のように元気になってしまった。私と言えば、日に日に症状が重くなり、3日後にはほとんど寝たきりの状態になってしまった。高山病の薬を飲まされてからは嘘のように元気になったが、数時間もすると再び頭痛に苛まされるようになる。その後、ラパスには、数年おきに10回以上訪問したのだが、症状は相変わらず重い。誰かが「慣れる」なんて言っていたが慣れない人は死に至ることもあるらしいので要注意だ。
余談だが、ボリビアには高山病の薬として常用されているものもある。麻薬のコカインの原料となる「コカの葉」だ。このコカの葉をお湯に浸しただけのコカ茶を飲むと,頭痛が少しだけだが緩和される。当然だが日本に輸入してはいけないもので、コカの葉を透明なプラスチックで固めたキーホルダーをお土産として売っているが、当時の税関に確認したところ、量に関係なく輸入が禁止されているので日本に持ち込めないということだった。

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本日の体重: 88.70kg