50歳からのアニメ

国際化したアニメを昭和世代から再評価してみます。

マンガ「オーバーロード」を読む

テレビアニメ公式サイト

overlord-anime.com

公式Twitter

twitter.com

オーバーロード」は丸山くがね先生によるラノベで「小説家になろう」で2012年3月から掲載されている。(他の投稿サイトにはもっと以前から掲載されていたらしい)

ncode.syosetu.com

この作品を知ったのが2015年に公開されたアニメでゲーム世界が現実に成り代わるタイプのストーリーだが、既に2012年にアニメが公開されていた「ソードアート・オンライン」を視た後だっただけに、あまり興味が持てなかった。

そのため第一期のアニメは数話しか視ていないし、原作小説もプロローグを読んだ後は全く視ていない状態だった。

それが今年に入ってアニメの第二期がはじまり、Amazonのプライムビデオで第一期が放送されていないため(dアニメストアでは公開されている)、KADOKAWAコミックエースから刊行されているマンガを購入して読んだところ、画の質や動きが良いことに感動し、思わず全巻(現在第8巻)購入してしまった。

マンガの方は、著者(作画):深山フギン、脚本:大塩哲史、原作:丸山くがね、キャラクター原案:so-binとなっていて、アニメでは全然伝わってこなかった「世界観」がマンガを読むことで伝わってくる。

また、各巻の各エピソード(サブタイトルではなく、Episode1〜4という風に構成されている)の後には補足説明が巻末には丸山先生のショートストーリーが掲載されているので併せて読むといい。

第1巻の補足説明は「ユグドラシル」「「アイテム」「武技」「魔法の種類」、ショートストーリーのタイトルは「かしましい」である。

オーバーロード(1) (角川コミックス・エース)

オーバーロード(1) (角川コミックス・エース)

 

 

第2巻はEpisode5〜7.5まで。第1巻の「あらすじ」と「人物紹介」が載っている。

補足説明は「冒険者」「ヒーリング・ポーション」「生まれながらの異能」「六大神」

巻末に丸山先生とコミック版脚本担当の大塩先生の作家対談があり、オーバーロードが弱肉強食(強者=善)を前提に描かれているので、現在放送中のリザードマンのエピソードにに与えた影響なんかもうかがい知ることができる。

また、so-bin先生と深山先生の絵師対談も載っているので併せて読んで欲しい。

オーバーロード(2) (角川コミックス・エース)

オーバーロード(2) (角川コミックス・エース)

 

 

第3巻はEpisode8〜10。第2巻のあらすじと人物紹介。

補足説明として「ズーラーノーン」「精神操作」「吸血鬼」。

巻末には、アニメ版オーバーロード監督伊藤尚往氏とコミック版脚本家大塩哲史先生の作家対談がある。

私自身、原作者の意向を無視してアニメ化されたんじゃないかという作品を多く見てきて実際はどのように作られているのか興味津々だったので、少なくとも「オーバーロード」に関しては作家さんと綿密な協議のうえ作られていたことが解った。

anime.dmkt-sp.jp

また、巻末に設定資料として「2138年の世界」が掲載されている。 

オーバーロード(3) (角川コミックス・エース)

オーバーロード(3) (角川コミックス・エース)

 

 

第4巻は Episode11〜13。第3巻のあらすじと人物紹介。

補足説明に「御前試合」「エ・ランテル冒険者組合」「プレアデス」「リ・エスティーゼ王国」。

「マンガ版オーバーロードができるまで」として深山先生下書きや作家同士の交わした文面等がすこ〜しだけ解る制作工程が掲載されている。

オーバーロード(4) (角川コミックス・エース)

オーバーロード(4) (角川コミックス・エース)

 

 

第5巻はEpisode14〜17。第4巻のあらすじ。

補足説明に「課金アイテム」「亜人種」「蜥蜴人の社会制度」「両脚羊の巻物」。

第一期アニメは、このEpisode14までとなっており、第二期アニメはEpisode15から始まっている。

コミックはかなり原作小説に近い形で構成されており、第一期のアニメを視た際にあった社会背景や人物(亜人を含む)の考え方に対する違和感は、この第4巻〜第5巻までを読んでおくと解消される。

なお、第一期についてはdアニメで全13話が公開されているので併せて視ておきたい。

 第5巻から「おまけ」が少なくなっている。

オーバーロード(5) (角川コミックス・エース)

オーバーロード(5) (角川コミックス・エース)

 

 

第6巻はEpisode18〜20。

補足説明として「蜥蜴人の至宝」「死者の大魔法使い」「多頭水蛇」「符術」

巻末に「プレアデスな日々」

アニメ第二期の第3話まで。


【オーバーロードⅡ】第3話予告「集う、蜥蜴人」《スペシャルver.》

オーバーロード(6) (角川コミックス・エース)

オーバーロード(6) (角川コミックス・エース)

 

 

アニメ第二期 第4話予告


【オーバーロードⅡ】第4話予告「死の軍勢」《スペシャルver.》

 

第7巻はEpisode21〜25。スペシャルEpisodeとしてアニメ第二期決定の告知がある。

補足説明は「コキュートス」のみ。

オーバーロード(7) (角川コミックス・エース)

オーバーロード(7) (角川コミックス・エース)

 

 

第8巻はEpisode26〜30。Episode27で蜥蜴人(リザードマン)編は終了する。次のEpisodeから王国編に突入するが、Episode27の終わりに、アニメ第一期の第13話で雨の中門の中で座り込む思わせぶりなシーンがあったアングラウスが登場する。

オーバーロード(8) (角川コミックス・エース)

オーバーロード(8) (角川コミックス・エース)